ひそかにすすむ歯と歯の間の虫歯

今回は、みなさんにぜひ知っておいてほしいことをレポートします

それは…………

歯と歯の間の虫歯

昔と比べ、虫歯は子どものお口の中からなくなりました。

お母さん方が、毎日毎日子どもの歯ブラシをしている賜物です

…………しかし!!!!お口の中には落とし穴があります。

それが《 歯と歯の間の虫歯 》!!

 

虫歯というと〈 歯の溝の虫歯 〉を想像すると思います。

ここの虫歯は本当に少なくなりました。

米山おとなこども歯科クリニックの虫歯治療の約80%以上が《 歯と歯の間の虫歯 》です

虫歯円グラフ.png

 

では、どうして歯と歯の間に虫歯が多いのでしょうか??

それは……

  1. お母さんが虫歯をみつけることができないから(溝の虫歯は気付くのですが…!)
  2. 歯ブラシでは掃除できないから
  3. 日本人にはフロス,糸ようじの習慣があまりないから

《 歯と歯の間の虫歯 》は

初期(穴があかない状態)では歯医者さんが診ても、レントゲンを撮っても発見できないのが現状です。

もし《 歯と歯の間の虫歯 》を3つに分けると…………

I期

歯隣接面Ⅰ期.png

 

 

穴があいていない。

表面が白くなっているだけ。

 

歯医者さんの肉眼では確認できません。

レントゲンでも確認できず…。

II期

歯隣接面Ⅱ期.png

 

 

穴があいている。

 

 

歯医者さんであれば

色合いの違いなどから発見できることがありますが、見落としも多い所。

穴が大きければレントゲンで確認できます。

フロスを通して違和感を感じることもあります。

III期

歯隣接面Ⅲ期.png

 

 

穴が大きくあいて、天井が崩れた状態。

 

 

この時期になって初めてお母さん方が気付きます。

子ども本人も痛みを訴えることがあります。

状態が重症だと中の神経の処置をすることもあります。

実際、この時期に歯医者さんに来る子どもが多いです。

定期検診では、このII期の時期で虫歯をみつけることも大きなポイントです!!

結論

《 歯と歯の間の虫歯 》は………

  • なかなか発見ができません。発見が遅れることがあります。
  • 予防・掃除は【 フロス 】【 糸ようじ 】が主役です。
  • 検診による早期発見がポイントです。
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